モアレについて
モアレの起こるデータについて
【モアレについて】
「モアレ」とは、網点同士の干渉による独特の模様です。
スクリーントーンを重ねて貼ると柄が発生するのをご存知の方もいるでしょう。
デジタルでトーン効果を使う場合、作成時にモアレを起こさない注意が必要です。
それには、アミ点のドットが完全な白か黒(濃度0%か100%)でグレー部分が存在しないようにすることが重要です。
モアレの発生要因で主なものは、「グレーの部分とアミ点(ハーフトーン)画像との干渉」と「アミ点の形が崩れて、整列したパターンでない」ことです。
PICOでは出来る限りモアレが出ないように調整して印刷しますが、印刷機の都合上コースによっては対応できない場合もございますのでご注意ください。
また、画像上でトーンの形状がモアレになっている場合は出力で回避することは出来ず、そのまま印刷されます。
このページでは、モアレが起こってしまうデータについて、画像ととも記載しておりますので、入稿の前にご自身のデータがこれらに該当していないか、必ずご確認ください。
●貴方のデータはモアレの起こるデータになっていませんか?
下記にて、モアレの起こりやすいデータと、その際に起こるモアレの可能性を画像で記載しております。
必ず、ご自身のデータがモアレが起こらないデータであることを一度ご確認ください。
※画像を参照される際は、画像内右下の拡大画像とご自身のデータの
「トーン部分を最大に拡大した際のアミ点の形」をご確認ください。
a 白と黒の2階調で作成されたアミ点(モアレが起きません)
b トーンのアミ点化が真っ黒でなくグレーになっている
c アミ点にアンチエイリアスがかかっている
d グレーの塗りの上にトーンを配置している
e 2階調のアミ点にブラシをかけた状態
a 白と黒の2階調で作成されたアミ点(モアレが起きません)
b トーンのアミ点化が真っ黒でなくグレーになっている
c アミ点にアンチエイリアスがかかっている
d グレーの塗りの上にトーンを配置している
また、白と黒の2階層で作られているアミ点でも、その上からブラシを使うことでアミ点をグレーにしてしまうとモアレの原因になります。
e 2階調のアミ点にブラシをかけた状態
上記データを出力した際のイメージ