FireAlpacaで同人誌原稿を入稿してみよう!
FireAlpaca(ファイアアルパカ)は
無料で使えるMac、Windows両方対応の高性能ペイントソフトです。
サクサク動くファイアアルパカでお絵描きしたデータを
PICOではそのまま入稿受付しちゃいます。

株式会社ピージ―エヌより完全無料で公開されているFire Alpaca(ファイアアルパカ)は、高機能かつシンプルなペイント系グラフィックソフトで、これだけで同人誌原稿を作ることもできます。
タブレット入力での筆圧、手ぶれ補正対応でなめらかな線を描けるブラシ、レイヤー機能、平行線や集中線のスナップ機能などを備えており、便利な機能がバージョンアップで続々追加されていっています。
画像の保存形式はファイアアルパカ独自のmdp形式のほか、BMP/PNG/JPEG/PSD形式が選べますが、PICOでは必要な条件を守っていただければmdp形式そのままで入稿していただけます。
カラーモードについて

ファイアアルパカでは、RGBカラーと8bit(グレースケール)の2種類のカラーモードを使用できます。
CMYKには対応していないため、ファイアアルパカはPSDの画像を開けますが、CMYKの書類は表示されません。
また、カラーマネジメントの機能を持ってはいないため、ファイアアルパカで作成した画像のご入稿では、お客様のRGBの見え方の環境の情報(プロファイル)を受け取って忠実に再現できるとは限らず、RGBから印刷用のCMYKデータへの変換はPICOおまかせとなります。
モノクロの原稿を作成する場合は、環境設定で編集モードを「プロフェッショナル」にしてから、レイヤーの設定を8bitにしてください(書類の作成時に初期レイヤーを8bitにする、レイヤーのメニューから変換を選んで8bitにする等)。8bitのグレー状態のレイヤーはレイヤー表示の右下に黒い四角が表示されます。
原稿を作る準備はこれだけ! テンプレート(台紙)をご用意しています
ファイアアルパカで表紙の原稿を作る
- 各サイズの表紙用のテンプレートの配置ガイドに従って、表紙・裏表紙を配置してください。一般的な漫画の右トジ本はガイドのとおり、横書きの本の場合は表1(表紙)が右、表4(裏表紙)が左側になります。
背幅を含めない時の本として仕上がる範囲が内側の白い長方形、製本の際に絵や背景が途中で切れてしまわないよう仕上げるために必要な「塗り足し」の範囲が外側の赤い部分です。
表1と表4の間が背幅になりますが、40ページ以下で背幅が2、3㎜の本の場合は特に背を取らない方がズレなどのおそれはないでしょう。背幅が増えると、表1・表4はそれぞれ外側の赤い塗り足し範囲までずれることになりますので、赤い範囲の端まで絵を入れてさい。このテンプレートで約80ページ程度までの本の表紙に対応します。 ※B5、A5以外の本の表紙を作成する場合は、【表1+表4+背幅】に天地左右に仕上がり3㎜を足したサイズの新規書類を作成してください。サイズがよく分からない場合はPICOまでお問合せください。
ファイアアルパカで本文の原稿を作る

各サイズの本文用のテンプレートの位置ガイドに従って、各ページ毎にファイルを作成してください。
モノクロ原稿の場合は、レイヤーは8bitで作業してください。
漫画原稿の場合は、台詞やタチキリ以外のコマは、点線で入っている【内枠】の範囲に収めた方が読みやすいでしょう。また、本を綴じた時に綴じ(ノド)側に配置される文字や絵も、内枠より外側だと見にくくなってきます。
また、本文原稿には必ずノンブル(ページ番号)を誌面に入れてください。ファイル番号だけでノンブルが入っていないと印刷された後ページ順が判るものがないので、製本する際に落丁や乱丁などの事故の元となってしまいます。